日本原産の「カザグルマ」、中国原産の「テッセン」、欧米原産の「インテグリフォリア」などの原種をもとに品種改良が進められ、今では230以上の品種があり、日本だけでも20以上の品種があります。
クレマチスに新しい花芽をつけさせるためには、枝の剪定が必要です。
またクレマチスは生長が旺盛でツルを伸ばすと3m以上にもなるので、日当たりや風通しをよくするためにも剪定は重要。
クレマチスにつくアブラムシやハダニなどの害虫は、湿気のある場所を好みます。複雑に絡まったツルや葉は、害虫の好む日当たりの悪い場所を作り出してしまうので、剪定をして予防しましょう。
どのタイプでも共通する剪定のポイントは、ハサミを入れる位置です。
一般的に植物を剪定する場合、新芽の少し上にハサミを入れることが多いですが、クレマチスの場合は、節と節の間がハサミを入れる適切な位置。節から離れた位置にハサミを入れることで、間違って新芽を切り落としてしまうことを避けられます。
先に紹介した【3つのタイプ】で剪定する部分が異なります。タイプ別の剪定方法は次のとおりです。
旧枝咲きタイプのクレマチスは、前年に伸びた枝が冬に休眠したあと、春に枝を伸ばして花芽を付けます。
冬の時期は地上部の枝が枯れているように見えますが、枯れているわけではありません。このときに剪定してしまうと翌年の花芽を切り取るはめになるので、注意が必要です。
【必要なもの】
所要時間約30分
花後の5月頃に開花した枝を切り戻す花後の5月頃に開花した枝を花首から1節〜2節程度のところ(先端から3〜5cm程度)で切り戻します。これで二番花が咲きやすくなります。
開花シーズンが終わったあとに株全体を切り戻す花が咲かなくなった秋ごろ(まだ新しい花芽が付いていない時期)に、株全体を2節ほど切り戻します。伸び過ぎた枝や細い枝は取り除くことで、翌年の春に花芽が育ちやすくなります。
新枝咲きの場合、剪定は2回必要です。
1回目は花の咲く前。生え際から2~3節を残して大胆にカットすると、新しい枝が伸びて花をたくさんつけることができます。
2回目の剪定は、花が咲き終わった後。四季咲きの場合、ツルをほどいて全体の半分くらいの長さまで切り落とせば、新しく伸びた枝に2番花、3番花を咲かせて楽しむことができます。
新旧両方の枝に花が咲くこのタイプも、2回の剪定が必要です。
1回目は花が咲く前の2~3月。先端から3~5cmほどを切り取れば、伸びた部分にも花をつけることができます。
花がほとんど咲き終わったら2回目の剪定をします。1回目と同じように先端から3~5cmを切っておきましょう。
クレマチスはどのタイプでも花後の剪定は必要になります。新枝咲きタイプと新旧両枝咲きタイプは、花が咲く前にも剪定が必要です。
タイプに合わせた剪定ができれば、花芽を上手に育てられます。
一度クレマチスの剪定のコツをつかんだら、開花の時期や色の違うクレマチスを育ててみるのもおすすめです。次から次へと違う種類の花を楽しむことができますよ。
もし自分で剪定するのが不安だったり、剪定しても花がつかなかったりするときは、プロにおまかせするのもおすすめです。
くらしのマーケットには、庭木の剪定のプロが多数登録しています。クレマチスだけでなく、他の庭木の剪定もしたい場合や、庭木をキレイにしたいけど時間が取れない…とお困りの場合は、一度プロに相談してみてはいかがでしょうか。
前述したとおり、クレマチスは初心者でも比較的育てやすい植物です。上手に育てるための基本さえ守っていれば、きれいに花を咲かせることができます。
クレマチスの上手な育て方のポイントをひとつずつ確認していきましょう。
旧枝咲きのクレマチスは、日当たりのよい場所を好むので、少なくとも半日以上は日がよく当たる、風通しがよい場所で育てましょう。
冬の休眠時期は、旧枝咲きのうち落葉性の種類は戸外の寒風が当たらない場所で管理します。常緑性の種類は寒さに強いものの、雪や寒風が苦手です。積雪がある地域などでは、株に不織布をまいたりして、防寒対策を行ないましょう。
3〜5月の生育が盛んな時期には、くれぐれも水切れに注意します。鉢植えでは、土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えましょう。朝水やりをしても、夕方に葉が垂れているようであれば、再び水を与えます。
冬の休眠時期は鉢土の表面が乾いたら、水やりを行なう程度で大丈夫です。週に1〜2回を目安に、鉢穴から流れ出てくるまでたっぷり水やりをしましょう。
開花シーズン中はグングンと株を生長させるためにも、肥料は重要です。2〜3カ月に1回は、粒状肥料を庭植えでは1m²当たり150g、鉢植えでは用土1ℓ当たり5gを株元にばらまきます。同時に月2回は液体肥料も施しましょう。
冬の休眠時期は1〜2月上旬にかけて、寒肥として粒状肥料を庭植えでは1m²当たり150g、鉢植えでは用土1ℓ当たり5gを株元にばらまいて施します。寒肥を休眠期に施しておくと、根の生育に効果があり、春からの新芽の生育も促されます。
参考:植物栽培ナビ クレマチスの育て方|住友化学園芸
クレマチスに付きやすい害虫の代表格は、アブラムシやハダニです。それぞれの特徴とクレマチスへの被害をまとめました。
害虫 特徴 アブラムシ 4月~5月頃、新芽の先端や若葉の葉裏に淡黄緑色のアブラムシが発生して枝の伸長を妨げ、 葉にはウイルス状の黄色い斑点ができる。 ハダニ 6月~10月頃、温度が高く乾燥したときに多く見られる。 葉の裏側に微小な黄緑色~赤茶色のダニが群生し、養分を吸収するため葉が黄色くなって生育も悪化する。アブラムシには専用の殺虫剤を使用し、ハダニは殺虫剤への耐性が強いため、複数の殺虫剤を使用して様子をみましょう。
クレマチスの病気と対策クレマチスは日当たりや風通しのよい場所で育て、肥料や水やりを怠らなければ、病気になることはあまりありません。
参考までにクレマチスがかかる病気と特徴をまとめます。
病気 特徴 赤サビ病 カビが原因。9〜10月の気温が低下する頃に発症。葉の表に黄色い斑点が出て、裏には赤褐色の粉っぽいのが付き、徐々に枯れていく。 うどん粉病 白い粉状になる病気。原因はカビ。近くにある雑草から感染するため、雑草を刈ることで多少は予防される。 白絹病・菌核病 湿度が高いとカビが原因で発症。株元の茎が黒くなり、白い蜘蛛の糸のようなものがまとわりつく。葉が黄色く変色して枯死する。 炭そ病 炭そ病は葉っぱに褐色の斑点が見られて、それが広がっていく。葉っぱがカラカラになって枯れてしまう。上にあげたような病気が疑われる場合は、以下のように対処しましょう。
クレマチスの病気への対処法
病気部分は切除して焼却する その病気に対応した薬剤を散布するクレマチスは初心者でも比較的育てやすい植物ですが、種類が多く、種類ごとに適した剪定方法が異なるため、混乱することもあります。
剪定に自信がないうちは、専門の事業者に頼るのもひとつの手です。プロが剪定する様子を間近で見てコツを掴めば、次回以降は自分でも上手に剪定できるようになります。
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剪定の種類木の高さ料金相場 庭木の剪定の単価低木(高さ0~3m未満)2,500円〜4,000円 中木(高さ3~5m未満)5,000円~9,000円 高木(高さ5~7m未満)1.3万円~2万円 7m以上個別見積もり 生垣の剪定1m未満(5平米)2,000円〜4,000円 1m~2m未満(5平米)4,000円〜7,000円 2m~(5平米)6,000円〜1万円 3m以上個別見積もり 植込みの剪定1m未満(5平米)2,000円〜4,000円 高さ1m以上個別見積もり剪定する本数や範囲で料金が決まるので、作業に時間がかかっても料金は変わりません。そのため、依頼する側が「大体このくらいの金額が相場」と予想できます。
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くらしのマーケットで庭木の剪定を利用した方の口コミくらしのマーケットを利用して庭木の剪定サービスを依頼した方の口コミを一部紹介します。
口コミ
★★★★★ 5.0
本日剪定していただきました。こちらの色々要望を聞いていただいて、スッキリと整えていただきました。暗かった庭が明るく風通しが良くなって、家の部屋まで明るくなりました。かなり時間を超過してやっていただいて、ありがとうございました。仕上がりも大満足です。
利用時期:2023年5月
出典:口コミ|くらしのマーケット
口コミ
★★★★★ 5.0
値段がお安めだったので最初はどうかなと思っておりましたが、天候の悪い中、テキパキと対応して下さり好感が持てました。 掃除も、剪定前より綺麗にしてくださって申し訳なかったです。 また機会がありましたらお願いしたいです。ありがとうございました。
利用時期:2023年3月
出典:口コミ|くらしのマーケット
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