大阪市旭区・淀川ぞいにある「城北公園」は、1934年の開園以来、大阪市民に親しまれてきた公園です。
普段は地元住民の方がお散歩をしたり、遊具で子どもたちが遊んでいたりしています。広い芝生ゾーンもあり、大阪市内の小学校の児童たちが遠足で訪れるほか、地元の保育園児たちの遊び場としても使われているのだそう。
公園の中央には、周囲に背の高い木が並ぶ通称・大池と呼ばれる池があり、歩いていると木々のさざめきがサラサラと聞こえます。大池には鯉やフナ、川海老などの生き物もおり、白サギもよく訪れ、ひすい色の愛らしいカワセミが姿を見せることも。
四季折々でさまざまな彩りが見られ、春には桜が咲き誇り、園内はお花見を楽しむ人でにぎわう城北公園。初春には梅もあでやかに花開きます。
春夏秋冬を通して城北公園が一番華やぐのが、毎年5月下旬から6月上旬。園内の北東部にある「城北菖蒲園」で、菖蒲が一斉に開花し、たくさんの人が訪れるからです。
関西で初めての回遊式の菖蒲園は、約1.3haという敷地面積があり、主に江戸系、伊勢系、肥後系といわれる3系統の菖蒲がおよそ25品種、約13,000株植えられています。
カエルの鳴き声が響くなかで、濃い紫、薄い紫、白、黄色と、色とりどりに咲く菖蒲たち。花の間からは時折、鴨が姿を覗かせます。鴨は、親子で現れることもあるとか。紫陽花やサツキツツジ、ギボウシなども咲き、美しい景色を描き出します。
見事に咲く菖蒲ですが、実はとても丁寧に管理されています。城北公園を管理する大阪市建設局の南武志さんが、「菖蒲はそのままにしておくと株が開いて傷みが出てくるので、3年おきに、新たに育てたものと入れ替えています。菖蒲園の景色も、株の品種や背丈、色合いのバランスを考えてデザインされたものなんですよ」と教えてくれました。
また、この時期に合わせて、「あさひファン★フェスタ」という旭区役所主催のイベントが開催されています。2023年もさまざまなブースが設けられ、千林商店街などが加盟する旭区商店会連盟による出店もありました。芝生ステージでは、地元大学の演奏やパフォーマンス、キッズたちのダンスが披露され、盛り上がったといいます。
「初夏の風物詩である菖蒲のほかにも、さまざまな花や生き物が見られる楽しい公園です。池の魚や昆虫、鳥などを、お子さんと一緒に見つけてみては」と南さん。公園のお気に入りポイントを聞くと「春の桜ですね。みなさんがお弁当を広げて桜を眺めているお姿を見ると、こちらも嬉しくなります」。
2023年9月には新設エリアがオープン。子どもから大人まで、ゆっくりと楽しめるのどかな城北公園を、ぜひ訪ねてみてください。
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网址: 菖蒲をはじめ、季節の花々や小さな生き物たちに出会える街中の公園へ/カルチャーVol.10 – ええやん!大阪商店街 特設サイト https://m.huajiangbk.com/newsview2358066.html
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