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インゲン(さやいんげん)の育て方|種まきの時期は?プランターで栽培できる?

インゲン(さやいんげん)の育て方|種まきの時期は?プランターで栽培できる?

マメ科 インゲンマメ属 https://d3pbyuzcd27kd.cloudfront.net/wp-content/uploads/sites/8/2021/11/30141012/nanao_bibi_profile.jpg

監修家庭菜園士 七尾びび

インゲンは、若いサヤごと食べられる、栄養豊富な野菜のひとつです。発芽から収穫までの期間が早く、1年で3回ほど収穫もできるので、コストパフフォーマンスも抜群ですよ!

今回は、インゲンの育て方について詳しくご紹介します。

目次

インゲン(さやいんげん)はどんな野菜?育て方は簡単?インゲン(さやいんげん)の栽培環境インゲン(さやいんげん)はプランターでも栽培できる?インゲン(さやいんげん)の土づくりインゲン(さやいんげん)の種まき

インゲン(さやいんげん)はどんな野菜?育て方は簡単?

連作障害 あり(3〜4年空ける) 栽培期間 5月〜8月中旬 生育適温度 20〜25℃

インゲンは中央アメリカ原産の、マメ科の一年草です。インゲンには栄養が豊富に含まれており、なんと人間に必要な必須アミノ酸を9種類も含む健康野菜です。

栽培期間が短く育てやすいので、初心者でも栽培しやすい野菜です。インゲンには、つるアリとつるナシの品種がありますが、ツルありの品種を選べば、支柱が必要ないのでさらに簡単に栽培できます。ふたつの違いは以下の通りです。

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肥料が多過ぎるとアブラムシの被害に遭いやすいため注意が必要ですが、比較的育てやすい野菜です。
お住まいの地域によって若干前後しますが、基本的には4月~8月まで栽培できるので、3回程度タネを播き栽培することが可能です。そのため、関西では「三度豆(さんどまめ)」と呼ばれることもありますよ。

インゲン(さやいんげん)の栽培環境

インゲンは日当たりと風通しの良い場所を好みます。寒さに弱く、霜にとても弱いので、直播きする場合は遅霜の心配がなくなった時期から育て始めましょう。日陰では育たないので注意が必要です。

種まきから発芽するまでの期間は鳥害にあいやすいので、寒冷紗などをかぶせて鳥避けを行います。

インゲン(さやいんげん)はプランターでも栽培できる?


インゲンは、プランターや鉢でも栽培することができます。インゲンを栽培するプランターは、深さ30cm以上の深型サイズを選ぶのがポイントです。

インゲンは根群を深く張らせるので、浅型のものだと長期の栽培が難しくなります。

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プランター栽培ならつるなしタイプのインゲンが向いています。
つるはなくとも、短めの支柱を立てて栽培しましょう。特に深さが足らないプランターで栽培する場合、根の張りが浅い&弱いと風で倒れやすくなってしまうためです。
支柱がなければ棒状のもの、木の枝などの代用品でもOKですよ! 支柱を立てる際に、土中のインゲンの根を切らないように注意して挿してあげてくださいね。

インゲン(さやいんげん)の土づくり

インゲンは水はけと保肥性のよい用土を好みます。過湿に弱いので、水はけの良い土づくりを心がけましょう。

プランター栽培の土づくり

プランター栽培のインゲンは、市販の野菜用培養土を使用すれば良いでしょう。プランターの底には鉢底石を敷き、水はけをよくします。

地植え栽培の土づくり

地植え栽培のインゲンは、種まきの2週間前から土壌の準備を行います。インゲンには連作障害があるため、マメ科の野菜を3年以上作っていない場所で育てましょう。

植え付け2週間前:1㎡に対して苦土石灰を100gまいてよく耕す 植え付け1週間前:1㎡に対して堆肥2Kg、化成肥料100gを畑の全面にまいてよく耕す 植え付け直前:幅70cm〜80cmの畝をつくる。この時点でマルチを敷いておくと、地温が高くなり育ちやすい

インゲン(さやいんげん)の種まき

インゲンの種まきの時期

インゲンは、春まきと秋まきが可能です。春まきで育てる場合、種まきの時期は5月上旬〜6月上旬です。秋まきで育てる場合は、8月上旬ごろに種まきを行いましょう。

インゲンは寒さに弱いので、春まきの場合は気温が上がり切った時期に種まきするのがポイントです。発芽に必要な温度は20度ほどです。

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つるなしタイプは春に播くのに向いているといわれます。つるありに比べて背丈が低いため(およそ40~50cm程度)、つるありに比べると若干暑さに弱いので、早めに播いて早く収穫を済ませるのが簡単です。
つるありタイプは暑さに強いので、真夏のタネまき&栽培でもOKです。背丈は2~3mになりますよ!

インゲンの種まきの手順

インゲンは、畑やプランターに直まきで育てることができます。もちろん、育苗ポットに種まきをして育てても問題ありません。種まきの手順は以下の通りです。

畝やプランターに、30cm間隔で直径8cm、深さ2〜3cmほどのくぼみをつける 1箇所につき、3粒ずつ種をまく 土をかぶせて、軽く手で押さえ、土と根を密着させる 寒冷紗をかぶせ、本葉が出るまで鳥よけをする 発芽後、本葉が2枚の頃に生育の悪いものを間引いて2本にする

インゲンの種まき後の管理:水やりは控えめに!

インゲンは、種まき直後も過湿を嫌います。土が湿りすぎていると、種自体が腐ってしまうので、水やりを控えめにしましょう。種まきから発芽までの日数は、だいたい1週間ほどです。

また、間引きの際は残す株の根を傷つけないように注意しましょう。残す苗の株元を押さえて、間引く苗を引き抜きます。

インゲン(さやいんげん)の植え方

育苗ポットに種まきしたインゲンは、間引きの後、本葉が本葉が3〜4枚で畑に植え付けましょう。植え付けの後は、寒冷紗か防虫ネットをかけて鳥の被害から守ります。

インゲン(さやいんげん)の水やり

インゲンは加湿が嫌いなので、基本的には乾燥気味に育てます。

プランター栽培の水やり

プランター栽培のインゲンは、土の表面が土が乾いたら、たっぷりと水やりをしましょう。インゲンは暑さに弱く、夏場は生育が鈍りがちなので、朝夕の涼しい時間帯に水やりするのがポイントです。

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夜に水を含んでいると「徒長(とちょう)」と呼ばれる間延び状態になりやすいので、どちらかといえば朝の水やりが理想です。
万が一、徒長状態になっても収穫はできますから、気にしすぎなくて大丈夫ですよ!

地植え栽培の水やり

地植え栽培のインゲンは、基本的に水やりは必要ありません。自然の降雨で十分ですが、夏場に何日も雨が降らない日が続くようであれば、朝夕の涼しい時間帯にたっぷりと水をあげましょう。

インゲン(さやいんげん)の肥料・追肥

インゲンの本葉が3〜4枚になれば追肥を行います。春まきの場合は、6月上旬〜6月下旬が目安です。

マルチのシート脇を目安に追肥を行う 1㎡に対し、ひと握り(20g〜30g)の化成肥料をまく 肥料と土を軽く混ぜ合わせる 株元に土を寄せる no-img2家庭菜園士 七尾びび

つるなしの種類は収穫までが早いので、追肥の必要はないでしょう。肥料のあげすぎは害虫被害に遭いやすい&ツルボケ・葉ボケになりますので注意!
あきらかに「葉の色が薄い、葉が黄色い」「元気がない」などの症状が出ない限りは肥料はあげすぎないように育てましょう。

インゲン(さやいんげん)の支柱立て:つるあり種の場合


つるあり種のインゲンは、本葉4〜5枚になると、つるを伸ばし始めます。春まきの場合は、6月上旬〜7月下旬を目安に、支柱を立て、つるが這うように誘引していきましょう。 つるが伸び出す前に支柱を立ててつるを誘引する 畝の両橋に、株の外側に支柱を立てて丈夫を交差させる 交差した部分を固定し、交差部分の横に支柱を渡して補強する 筋交いをして支柱を縛り、さらに固定する 支柱に30〜40cm間隔で横にひもを張るか、支柱全体にネットを張る つるを巻きつけるように誘引していく

インゲン(さやいんげん)の収穫


開花から10〜15日間経ち、インゲンのさやが12cmほどになれば収穫適期です。サヤが膨らまないうちに早々に収穫しましょう。インゲンのさやを引いて、ハサミでひとつずつ切り取って収穫します。

早めに収穫すると、甘みがありサヤも柔らかく美味しいインゲンを食べることができます。収穫が遅れると、サヤが硬くなっていくので注意しましょう。

なお、つるあり種は30〜60日間は収穫が可能ですが、つるなし種は10〜15日間と比較的収穫期間が短いことが特徴です。

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インゲン(さやいんげん)の病気・害虫


インゲンは、梅雨時期などに多湿の状態が続くと炭そ病やサビ病を発症しやすくなります。また、チッソ分が多過ぎると虫が集まりやすくなります。薬剤で防除したり、混み合った葉を切り取って、風通しをよく保ちましょう。

また生育初期はアブラムシ、ハダニがわきやすいので、葉の裏側をよくみたり、葉水をして防除に努めましょう。つるなし種の場合は、収穫を迎えるまで、防虫ネットや寒冷紗で害虫を予防すると良いでしょう。

インゲン(さやいんげん)をプランターで育てて収穫しよう!


栽培期間が短く、簡単にたくさん収穫できるインゲンは、家庭菜園初心者の方にもおすすめの野菜です。

インゲンは、基本的に乾燥気味に育てることで、病気を予防して上手に育てられますよ。栄養がたっぷりで、柔らかく食べやすいインゲンをぜひ栽培してみてくださいね。

公開日:2022.06.06

この記事を監修した人

七尾びび

家庭菜園士・ベランダ菜園士。株式会社マイファーム松戸農園、松戸千駄堀農園の農園アドバイザー。 循環型の野菜栽培(コンポスト、たい肥づくり)に特化したアドバイザー。 化成肥料の栽培、完全有機栽培まで指導。日本園芸協会会員。同時に農業系、菜園系ライターとして活動中。

この記事を書いた人

GreenSnap編集部

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